二俣川の家
敷地は旗竿状の形状であるが、施主の生家(母屋)に隣接する庭園の一部で、実質的に境界は曖昧であった。この母屋をとりまく状況を残すことをめざし、最小限の設置面積で住居群を空中に配置した。
東側の箱はリビングやダイニングを、西側は寝室や水廻りを内包する。これらの箱は母屋、庭への採光を考慮して高さの設定をしている。
大スパンを渡す壁のような梁(一部はPC鋼線による緊張力を導入)とそれにより支えられるスラブの構成は、内部空間において地窓からハイサイドライトとなり眼下に広がる庭や隣接する神社への視線、周辺と切り離された空への視線へと展開する。
また、敷地南側丘陵部上方より吹き降ろす風は、トンネル状にあいた1階部分をくぐることで、以前のように庭から母屋へと吹きぬけることが可能になっている。
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Construction period
2004.04-2005.06
敷地面積:378.74u
建築面積:131.25u
構造 :鉄筋コンクリート造
PRC構造
階数 :地上3階
写真 :Katsuhisa
Kida
Publications
2005.09 GA JAPAN 76
2006.06 DETAIL JAPAN
2006.05 婦人画報
2006.10 新しい住まいの設計
2007.01 コンクリート工学
2007.02 CASA BRUTUS
2007.03 MODERN LIVING
2007.06 現代日本の建築家
優秀作品選2006
洋書
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YOUNG ASIAN ARCHITECTS [daab]
GERMANY
2008.06 DECO KOREA
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